2020/09/19投稿
こんにちは、おっさんレンタルのいっしーです。
キングコング梶原さんのYoutubeチャンネル『カジサック』チャンネルで
フジテレビチーフプロデューサーの近藤真広さんがバラエティ番組の作り方を解説していたんですが、
Youtuber、ブロガーなど全てのコンテンツ制作者や発信者にとって、価値ある内容でした!!
それを見た私は、、、
やっぱり、フジテレビのバラエティ黄金時代に中枢で番組を作ってた人の考えは凄まじい!!!
近藤真広さんは、フジテレビジョン編成局制作センター第二制作室チーフプロデューサーで、
・「はねるのトびら」の総合演出
・「めちゃ×2イケてるッ!」ディレクター
を務めた方です。
【カジサック×近藤真広】コンテンツ制作者必読!バラエティ番組の作り方が めちゃ×2イケてた
何がそんなにすごかったのか?
それは、近藤さんが個人的な意見として述べた次の内容です。
テレビは、視聴者と感情を共有するハコ
要は誰かに感情移入して、怒っているなーとか、悲しんでるなーとか、恥ずかしいんだなーとか、それを共有するためのハコである
たとえば、「はねとび」は、5組11人の喜怒哀楽を見せる番組で
非現実なことを出演者にぶつける
信じられないような高いものを買わされたり
とんでもないセットでぶん回されたり
突然、奥さんが現場に出てきたり
視聴者は、出演者の喜怒哀楽に身を委ねて、感情移入する
基本的にお笑い番組を作るときは、出演者の喜怒哀楽が起きやすくなるよう、人工的にシチュエーション(場)を作る
でも、どんな番組も10年やれば、出演者の喜怒哀楽を、だんだん使い果たし、賞味期限を迎える
じゃあ、どうするかというと新しい血を入れる
つまり、フレッシュで新鮮な人をゲストに入れて、その人をいじることで新しい笑いを作っていく
そこで何が起こるかというと、視聴者は、今度は新しいゲストの喜怒哀楽を見る
そうやって番組は延命する
例えば、イッテQの場合、
内村さんという大看板がいるが、ゲストは定期的に入れ替わっている
新しいゲストが番組に組み込まれ、視聴者に喜怒哀楽を見せることで、番組は延命する
新しく出てきた人は、世の中がどんな人なのかわからない
この人こんなときには怒る人だよなとか、どんなベースをもっているのかわからない
全く誰かもわからないときに、名刺代わりに出すものがコントだと思っている
ただ、名刺を配り切ると(コントは)芝居でやっていると透けてみえるため、面白くなくなってくる
だから、よりリアルに出演者の喜怒哀楽のボタンが弾けるコーナーを作っていた
見ている人が感情移入しやすいのは『怒 → 哀 → 楽 → 喜』 の順である
いかがでしょうか?
あなたが好きなテレビ番組、Youtubeチャンネルを思い浮かべてください。
出演者がリアルな感情を見せたとき、あなたは出演者に感情移入しませんでしたか?
私は、全てのコンテンツ製作者や発信者にとって『リアルな感情を出し、相手を感情移入させること』は金言だと思いました。
僕らはこの金言をどう活用できるか?
一般的に、ブログやYoutubeで発信するときは、読者の役に立つ情報を発信せよと言われます。
しかし、近藤真広さんは、テレビは「情報」が大事だとよく言われるが、
人気番組『トリビアの泉』のネタを覚えている人がほとんどいないことを例に出し、
僕らは単に「へえー、と言いたかっただけ」
と見事な例えで説明しています。
私がこの動画を見て気づいたのは、
人が発信する価値は『役に立つ情報を伝えること』だけじゃない
「誰かの感情を動かすことには価値がある」
です。
つまり、「役立つ」だけじゃなく「相手の感情を動かす」コンテンツを作る 必要があります。
これは僕の仮説ですが、
「人間はそもそも感情を動かしたい生き物」
で
「生きている実感」とは「感情が動いている状態」ではないかと思いました。
突然ですが、なぜあなたはジェットコースターに乗るのでしょう?
なぜ、あなたはホラーゲームをするのですか?
恐怖と、楽しさを感じたいからじゃないですか?
なぜ、あなたは音楽を聞くのですか?
↓おっさんレンタル『歌好きで気さくなおっさん4年目』がMVの最初に出演。ラブホテルで女子にお金を払ってます笑
Paddle Puddle『夜と彗星』(Official Music Video)
あなたが人生で「自分は生きてる!!」って思ったときはいつですか?
その時、感情が動いてなかったですか?
ここから私の仮説ですが、
人間は、感情が動くと、誰かと協力したり、異性とSEXして子孫を残すようにプログラムされているから
です。
逆に言うと、感情が動かなければ、誰かと協力もしないし、SEXもしません。
でも、現代社会は、感情を解放する場所が少ないのです。
あなたの仕事を想像してみてください。
日常生活で感情を抑えることが多くありませんか?
理不尽なことがあっても、会社で上司に意見することはなかなか許されません。
でも、幼い頃は、みんな自分の感情を素直に表現して遊んでいました。
虫取り、かくれんぼ、縄跳び
しかし、大人になると、感情的になることは恥ずかしい、感情は抑制せよ、大人になれと教育されます。
そこで出てくるのが、テレビやYoutube、SNS、映画、音楽、ゲームなどのコンテンツです。
そのコンテンツは「人が日常生活で解放できなかった感情を解放する」という役割があるのです。
また、僕の仮説ですが、
「人間は、誰かと喜怒哀楽の感情を共有するとき、充実感を感じる」
のではないかと思いました。つまり、感情移入ですね。
逆に感情の交流がないと、自分が生きているという実感を持ちにくいのです。
ただ、誰かの感情を動かすためには、PTA推奨みたいな真面目な内容だけじゃなく、意外性、驚きがあったり、時には不謹慎な内容も必要なんじゃないか
と思いました。
あと、最近のトレンドとして情報自体には価値がなくなりつつあります。
あなたが有益だと思っている情報も、他の人が無料で公開する時代です。
また、AIの発展も見過ごせません。
AIは役立つ情報を提供することは得意です。
でも、誰かの感情を動かすことは、まだ発展途上です。
だから、AIができなくて、人間ができることは、誰かの感情を動かすことです。
これからの時代は、役立つことより、感情を動かすことのほうが、価値が高くなってくるのかもしれません。
あと、もう一つ動画を見て気づいたのは、
トップYoutuberが顔出しして発信するのは、
視聴者が感情移入しやすいからだと思いました。
人は、相手が見えたほうが、感情移入しやすく、感情が動きやすいからです。
これをブログに応用すると、『顔出しすること』と『読者が感情移入できる喜怒哀楽の写真や動画を使うこと』だと思います。
今回はここまで!ありがとうございます!!
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